８年ぶりに、リフォームさせて頂いたハンドバッグと持ち主様に会えて感動しました

2024/07/15 by HAO

某銀行へ行った時に嬉しかった出来事

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手に持っていた書類を整理しようと、銀行内の待合椅子にバッグを置いた。

その時、近くに腰掛けていた女性の視線を感じた。

なにかっ…

女性の顔を見ると、私にニコニコ笑顔を向ける。
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なんとなく…見覚えのあるお顔だ。

「前にお会いしたことがありますよね？」

「どこでしたっけ

」

思い出せないから、素直に聞いた。

そしたら、その女性は膝に置いたバッグを指差す。

更にニコニコしながら

「あれから、ずっと使っています

」
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わっ！思い出した

過去にハオでリフォームしたバッグだ

ワイン色のオーストリッチ（駝鳥革）のハンドバッグ。

長期間の使用で、持ち手が酷く傷んでいた。

直らないか？と、困っていらした。
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長期間使用した革は、どんな革でも変色している。

新しい革で持ち手を作って、付け替える事は容易いが、持ち手が新品になると、バッグ本体の古さが顕著になる。
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そこで私が提案した。

持ち手を別の色にしませんか？

バッグで一番汚れる部分は持ち手です。

本体と同じオーストリッチ（駝鳥革）のブラックなら、お洒落ですし、今後も避けられない汚れが目立ちません。
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お客様は私の提案を受け入れて下さったのだった。
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店に帰って、そのお客様のカルテを見た。

平成27年７月20日にリフォームさせて頂いたバッグだった。

なんと！ちょうど８年前のこと。

私の顔を覚えて下さってたのだ。
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その方は銀行の用事が終わったのに、駐車場で私を見かけて、話がしたくて待っていたとの事。

な～んか感動

私の事を誰がいつ見ているか分からない。

どこででも、ウッカリあくびなんかできないな

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※イラストは、そのバッグを私が描いてみました。

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