我が店のお宝

平成19年4月以来のお客様が、今朝いらっしゃいました。
なんと12年ぶりのご来店です。

いつもご夫婦お揃いで来て下さいます。
12年前と同じく仲が良くて、こちらまで楽しくなります。

奥様が以前に求められたバッグの、購入日と価格を話しの中に出されて、更にその時の詳細を尋ねられました。
直ぐに奥の事務所から、記録のファイルを持って来てお見せしました。

ファイルにはお買上げ時の記録が書いてあります。
お買上げ商品名
品番
価格
お支払方法
ちょっとした感想、メモ

ご覧になったお客様は驚かれていました。
税務的には保管義務が５～７年だったと思いますが、これは我が店の財産です。
何年経とうと処分できません。
24年前の創業当時の分から保存しています。

今ならパソコンの中に、データとして保存するでしょう。
創業した24年前は、パソコンこそ有りましたが、弊店のように小さな会社では、紙に手書きが主流の時代でした。

結婚されて苗字が変わったお客様が、旧姓の伝票を懐かしがられて、その伝票の写真を記念に撮って行かれたこともありました。

24年の間にハオもお客様も、年齢が変わり環境も変わりました。
創業時、40歳だった人が64歳になっているのですもの、そりゃ何もかも変わりますわ。

この年月は幸せな事で、有り難い事だと思います。