ハオのスタートは多種の商品を販売しておりました。
宝石、呉服、高級婦人服、ギフト商品、そしてバッグや財布を始めとする革製品。
資金力が無く、その商品はメーカーさんから借りての営業でした。
これだけ多くの種類を店頭に並べると「なんでも屋さん」ですよね。
デパートなら当たり前の品揃えですが、小さな1店舗には重過ぎました。
それに、ハイレベルの物を求める人は、なんでも屋さんから買いません。
そこで『専門店』を目指しました。
じゃ~何の専門店にするか?
1つの分野に絞るとなると、どれも捨て難い。
各分野とも、それまで一生懸命に商品知識を勉強してきたものばかりです。
断捨離が苦手な性格が災いして悩みました。
若い時から私はバッグに不思議な魅力を感じていました。
自分の店を持つ前から、幾つ持っていても、外出先の街でお気に入りのバッグを目にすると欲しくなり、己との戦いの結果負けて買ってしまっていました。
靴も財布も・・・本物の革の魅力にはまりました。
考えたら、ここ北陸には高級革製品の専門店が1店舗もありませんでた。
ご当地で高級革製品は、呉服屋さんや高級ブティック、宝石店に、ついでの商品として少数陳列している程度でした。
それなら競争が無い業界で、チャンスだと思いました。
反面、北陸3県に1店舗も無い状況は、地方都市では成り立たない商材なのか?
恐怖感が大きくなり、迷いに迷いながらの決断でした。
あれから18年。
揉まれに揉まれて現在があります。
支えて下さったお客様と取引先様に感謝です!!