『クロコダイル・オーストリッチ革製品専門店 ハオ』を開業した当初は、メーカーさんの在庫を借りて店内に陳列しておりました。
しかし、当時のメーカーさんは、どこも海外の人気ブランドを真似た商品を作っていました。
それがまた人気商品となり、ポンポン売れていきました。
堂々と「エルメス型」や「ヴィトン型」などと商品名を表示して卸してるのです。
クロコダイルでエルメスのバーキンを買うと約600万円。
それをほんの一箇所、ちょこっと解らない程度寸法を変えて、エルメスのエンブレムを付けなきゃ違反にはならないのです。
価格は当時、今ほどクロコダイル革が高騰してない時代もあって、約50万~100万円。
普通の人が頑張れば手が届く価格でした。
当時、革のバッグ、財布業界では、売れるからこの商法が一般的でした。
考えたらヘンですよね。
売れるからと他社の真似をする。
そこには商人としての心も誇りも無いです。
金稼ぎ第一主義に思えてきました。
そこから自社ブランド立ち上げを考え始めました。
真似ではなくて、ハオ(HAO)オリジナルの革製品。
当初はバカにされたり、笑われたり、冷ややかな風当たりがありました。
惨めな思いも、悔しい思いも味わいましたが、自社ブランド立ち上げ10年目を迎えた頃から、おかげ様で少しづつ少しづつお客様に歓迎して頂いてる手応えを感じました。
今、ハオ(HAO)ブランドの立ち上げは正しかったと喜んでおります。
どうか末永く宜しくお願い申し上げます。