「カイマンクロコ」
「ベビークロコ」
この2つ、響きは、いかにもお洒落で高級を連想します。
厳しい事を申しますが、こんな品種のワニは存在しません。
『クロコ』とか『ベビー』を付けると高く売れるから、業者さんが勝手に作ったネームです。
全日本爬虫類皮革産業同協組合(JRA)では、この表示に警告を出しております。
◆カイマン鰐とクロコダイル鰐では、同じ鰐種でも全く別の鰐です。
当然クロコダイルは鰐の中では最高級品です。
◆そのクロコダイルの中でも、更に大きく分けると5種類が存在します。
また更に、この中で最高級品はポロサスです。
和名:イリエワニ
商業名:スモールクロコ
のことです。
普通、子供の時は体が小さいから、模様も小さいです。
成長して体が大きくなると、同時に模様も大きくなります。
ですが、ポロサスだけは、大きくなっても模様が小さいのです。
クロコダイル界では、模様が小さいほど高級とされます。
その影響でベビークロコなる、実際には有り得ない名称が、はびこっているものと推測します。
ハオにご来店下さる方が陳列商品を見て「これはベビークロコでしょうか?」とか、「私はベビークロコを持ってるの」と言われるのには驚かされます。
クロコダイル商品を買われる時は、その言葉に惑わされないようにご注意くださいませ。
写真のバッグは正真正銘のポロサスで造ったバッグです。
自慢させて頂くと、この革は入手困難に付き、販売できる店は全国でも極一部です。
詳細↓↓
http://is.gd/k42UZ2