長~い年月、頑張って事業を続けて来ると、お世話になっていた取引先が次々と姿を消して行きます。
それは廃業だったり倒産だったり。
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27年前、経験の無いまま起業しました。
取引先を飛び込みや、人の紹介で決めました。
やっと出来た取引先が、起業して7年目くらいから、ポツポツと無くなり始めました。
新たに取引先を見つけるも、またしても倒産の連続。
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振り出しに戻らなくてはなりません。
20年くらい前とは違って、今はインターネットで見つけられる分野も有りますが、腕の良い技術者はSNSが苦手です。
スマホさえも持っていない人が普通です。
ここに最大の苦労があります。
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そこへいくと材料屋さんは、会社になっていてネット社会です。
検索してヒットした中から選び発注します。
先方から見れば、私は「どこの馬の骨?」な訳です。
当然、信用の欠片もしてもらえません。
先に送金しないと、材料を送ってもらえない状況です。
数年間取引が続いても、その状態のまんまの仕入れ先があります。
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そんな中で、数十万円分の革を先に送ってくれた業者さんがあります。
また、他にも毎回、未入金のまま先に材料を送って下さる仕入れ先ができました。
勿論お会いしたことはありません。
SkypeやZoomでの顔合わせもありません。
電話とメールとFAX のみのお付き合いです。
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支払サイクル、BtoBの場合は普通、締め日と支払日を決めますよね。
ですがお会いしたことが無く、人の紹介でも無い、小さな我が会社を信用してくれた事が嬉しくて、そんな業社さんには、物を受け取ったと同時に即お支払してます。
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その仕入れ先から、ゴールデンウィーク前に、こんなFAX が届きました。
この会社からは、昨年も一昨年も連休前のご案内がありませんでした。
このFAX を見て、先方にとって弊社が「お得意様」に入れてもらえたと感じました。
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信用できると思って頂けた。