値段に従った作業です

他店の商品を修理するのは本来望みません。
ですが持ち込まれるのです。

理由は様々です。
購入した店が無くなった。
人からの貰い物。
海外で買った物。

困っていらっしゃるのを見ると、なんとかしてあげたいと思います。
なのですが、修理代の話になると「高い」とおっしゃいます。
そして「安く直してくれる店を知りませんか?」と尋ねられる。

正直、返答に困ります。
こちらは再び故障しないように直す事をモットーとしています。
安価に惹かれて、その場つなぎの見てくれだけの修理をされた方が、結果直ぐ傷みハオへ持ち込む。

今日のお客様にも言いました。
「値段なりの直し方ですよ」と。

一般に店頭販売されている革製品は大量生産品です。
工場で部門部門の作業係りが担当して作ります。
この製法ですとコストがグンと安くて済みます。

一方、修理は1人の職人さんが全て手作業で行います。
傷んだ箇所も状態も個々違います。
修理に使う革も金具も機具も違います。
たった1個のために揃えなくてはなりません。

そこをどうかご理解下さいませ。

今日の方は、メンズベルトの内張り革の張替えでした。
ハオのベルトで、この修理依頼は創業以来1件もございません。
しかし以前から何回も書いてきましたが、革製品は消耗品です。

写真の詳細⇒https://hao-bag.jp/category/item/category/belt/

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