革は革でも毛皮のリフォームを請け負いました。
フォックス(狐)の中でも、1番高級なブルーフォックス(銀狐)の襟巻き。
本日無事にオーナー様にお納めしました。
数十年前は、1匹丸ごと余すところ無く襟巻きにした物が流行りでした。
1匹丸ごとが高級品の証しでしたから。
つまり、頭も脚もシッポも付いたまんまの襟巻きです。
脚には爪まで付いています。
わたくしも、なけ無しのお金をはたいて買ったものでした。
とは言っても、シルバーフォックスは高値で、とても無理でした。
買えたのはブルーフォックスや小さなミンクの丸ごと使った襟巻きです。
ところが時代が流れて流行が変わりました。
丸ごと使った襟巻きは、リアル過ぎて敬遠されるようになりました。
現在はフワフワな肌触りと、ゴージャスさだけが好まれています。
そこでリフォームとなりました。
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作業は舞い上がる毛との戦いです。
散乱した毛を除去するため、ガムテープを駆使しての作業です。
お客様のご希望に応えたい一心で手を進めます。
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不要になったパーツ。
頭、脚、シッポ。
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その中からお客様が持ち帰ったのは、前脚とシッポだけ。
頭と後ろ脚は要らないからと、置いて帰られました。
さて、これで何を作りましょうかね?
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